結局のところ、自分を病ませているのは、誰のせいでもなく、自分自身です。
「あの人にこう言われたから」「業界がこうだから」と、いろいろ反論したくなる気持ちもわかりますが、それは きっかけ に過ぎません。一因ではあるかもしれませんが、原因ではありません。
要因は、どこまでいっても自分です。
事業計画通り実行できなかったとおっしゃるクライアントさん、できなかった自分を責めて、落胆して、頭痛までするとお話ししてくださいました。
セッションまでの数日間、不安、焦り、「なんで自分はいつもこうなんだ」「やっぱり自分はダメ」「できない自分は価値がない」と落ち込んでいたとのこと。
ぐるぐる思考、本当にしんどいですよね。お疲れさまでした。
でもそれは、思考で遊んでいるだけなんです。思考の粘土をコネコネこねて、遊んでるんです。
遊んでなんかないよ!苦しんでるよ!と言われそうですが、、、その悩み苦しむという行為が、そもそも思考の遊びなんです。
悩んで苦しむ『痛み』と、それを解決できた自分の優越感・達成感・自己重要感などを得られる『快楽』、どちらも刺激的ですよね。『痛み』と『快楽』を行ったり来たりする、刺激的な遊びを繰り返しているだけなんです。
それはエキサイティングで楽しい遊びですから、続けていたかったら、どうぞ。なんですけどね笑。その遊びに疲れたら、そこから抜けてみたらいかがですか?とクライアントには提案しています。
思考の粘土はこねればこねるほど、まるで本物のような気がしてきます。時間をかけて一生懸命こねたから、手放したくなくなります。もっともっとこねて、立派な作品にしたくなってきます。
ハイ!ハイ!ハイ!ここでストップです。
これ、全部 現実ではないんです。むしろ現実逃避です。それは妄想!幻想!偽物!すべては頭の中、夢の中の物語です。
ハイ!目を覚ましましょう!
現実は、今ここ!ここがリアルです。現実に戻って来てください。現実的に、「今、なにをすべきか?どうしたいか?」に対処するだけでいいんですよ。
湧いてきたネガティブな思考を捕まえて、コネコネコネコネ こねくりまわして、壮大な恐怖の妄想物語を繰り広げるお遊び、「アンタも好きね~」って感じです。
思考は捕まえずに、エネルギーとして感じてあげれば流れていきます。(ここは、言葉でお伝えしても、なかなかお一人では難しいかも。セッションでサポートしています。)
感じずに、なにかでごまかしたり、無理矢理ポジティブに変換したり、抑圧したりすると、溜まってしまって、これもまた自分を病ませます。不快で感じたくないから思考に逃げて、粘土遊びが始まるのです。今、今、今に戻って、現実(リアル)を感じて味わっている時間をどんどん長くしていくには、かなり訓練が必要です。
世の中の大半の方は、ずっと頭の中に生きています。脳内おしゃべりが止まらない、喧騒の中で生きています。言葉にした時点で、思考が動き出しています。感じているつもりが、それについてぐるぐる考えているだけだったりします。
こんなお話しと、実際に感じていただいたクライアントさん、「あれ!?頭痛が治まった、、、」と驚いておられました。粘土遊びお疲れさまでした!と一緒に大笑いしました。
表情もパッと明るくなり、肌ツヤも良くなりました。目に光が差して、エネルギーが湧いて来ました。
また思考の粘土こねこね遊びが始まったら、まずそれに気づこうね。遊びたかったら遊んでもいいけど、どうせ疲れて病んで、いいことないの もう知ってるんだから、気づいたらやめようね。
自分を病ませるのは、自分をいじめてるのと同じです。感じることが自分を癒し、軽やかにしてくれます。
ブルース・リーも言ってましたよね!
「Don’t think! Feel.」
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