師走に入ってから、「断捨離しなきゃ」という方をちらほらお見かけします。中には「人も断捨離…」なんて方もいらっしゃって、なんだか悲しい気持ちになりました。
もちろん、辛い人間関係であるなら 無理をする必要はないと思いますよ。
でもね、その方との関係性って、一緒に創っているんですよね。つまり、自分もその関係性の原因の一端を担っています。
自分のことは棚に上げて、「この人間関係が辛いのは、あの人のせい!」と思っているかもしれませんが、それは違うんですよ。
人間関係というのは、自分の気づきや学びのためにあるという視点を持っておくといいかもしれません。
例えば、断捨離したいあの人は、よく怒っているとします。
・幼い頃に親から怒られて 怖かった。悲しかった。そんな心の傷が癒されていない。
・怒ることは いけないことだと思い込んでいる。
・本当は怒っているけど、怒りを感じること避けているので無自覚に溜め込んでいる。
心理学的には、こんな可能性があります。
つまり、自分の中にあるなにかを、その人に映して見ているのです。自分の気づきや学びのために、その人と出逢っている。その人が演じてくれている。と言ってもいいかもしれません。
そんな悪役(?)をかって出てくれている重要人物を断捨離するなんて、人生においては勿体ないことです。
人間関係というのは、自分の気づきや学びのためにある。この視点を持っていると、なにがあっても「またひとつ気づきを得ることができました。ありがとうございます。」という気持ちが湧いてくるから不思議です。
そんなに急いで断捨離しなくても、必要がなくなれば(学びが終われば)自然と離れていきます。
木の葉が落ち葉となるように、時期がくれば、嫌でも離れていきます。どれだけ一緒にいようとしても、離れる時は離れるのです。
これは、自分が決めることではなくて、連鎖や流れの中で自然とそうなるものなのです。自分の偏りまくった思考で判断するよりも、もっと大きなギフトが潜んでいるかもしれませんよ。
私たちは皆、深いところで繋がっているのですから。
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