「私は苦労してきたんだから、あなたも苦労しなさい」
こんな圧力をかけてくる人がいます。
上司、先輩、親など…
親子間では『親の7掛け幸福論』とも言われ、無意識のうちに、自分の幸福を上回らないように圧力をかける心理です。
圧力をかけてくる人は、自分のことを認めて欲しいんです。自己肯定感が低いから、自分を認めさせるために、苦労自慢を武勇伝のように語って、「お前は甘い!」とダメ出しして来る。
苦労することに価値があり、美徳だという観念を持っている人です。おそらく幼い頃に、「頑張らないとダメ!」と刷り込まれたのでしょうね。望んで自ら苦労する道を選んでるということです。
実は、圧力をかけてくる人は、愛情のつもりなのです。心配して、相手を思えばこその言動ではあるけれど、歪んだ愛情表現です。素直な愛情表現なら、純粋に応援してくれるし、「自分は苦労したから、あなたは苦労しないように」とサポートしてくれるはずですから。
その圧力に巻き込まれて、「自分はダメなんだ」と落ち込む必要はありません。
人生のプロセスは、人それぞれ、一人一人違います。たとえ親であっても、先輩であっても、上司であっても、その人の道はその人だけの道であって、正しい道ではないのです。
自分の道は、自分で切り開くしかありません。自分ど真ん中と繋がって生きていけば、必ず道は開けます。
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