立春が過ぎ、寅卯天中殺から辰巳天中殺に移りました。寅卯天中殺の方は引き続き月の天中殺に入りましたので、完全に明けるのはもう少し先です。
天中殺は、入口・折り返し・出口に事が起こる方が多いです。クライアントからも、事故った、病気が発覚した、従業員が辞める、離婚寸前 などなど、いろいろご報告をいただいております。
思いもよらないところからのアクシデント、青天の霹靂、心身共にしんどい状況になるかもしれません。
毎回 天中殺は、人間関係やお金など、テーマが決まっています。クライアントには事前にお伝えし、痛みを最小限に抑えるべく、リスク対策や準備をしていただいてから天中殺を迎えます。それでも しんどい時はしんどいです。
この出来事を、単に「悪いことが起きた!」と捉えるのは、とても勿体ないです。
なぜならば、天中殺を体験することで、人生のバランスが整うからです。自分の弱いところ、痛いところ、偏っているところに修正がかかります。
外側に取りに行くことばかり意識が向いていた人は、内側に意識を向けざるを得ない出来事が起こります。
自分を犠牲にして、周りのことばかり優先させていた人は、心身に不調が出て、自分を最優先にせざるを得ない出来事が起こります。
自信満々が度を超えて、過信や傲慢になっていた人は、良い意味で自分の無力さを知り、周りの人への感謝が溢れるような出来事が起こります。
自分が良かれと思って信じてやってきたことの真逆を、強制的に体験させられるのです。自分のタブーを無理矢理越えるのですから、心身共に痛みを伴います。でも越えた先には、考え方がフラットになり、人間としての器がまた大きくなった自分に出逢えるのです。
そう考えると、天中殺は自分を整える愛の(鞭?)期間に見えてきませんか?
起きた出来事になるべく逆らわず、平常心を心がけ、委ねていくことで、痛みは最小限ですませられます。
我々人間も自然の一部。春夏秋冬のサイクルが訪れます。真冬に夏と同じようにTシャツ短パンで外に出たら危険ですよね。冬には冬の過ごし方、楽しみ方を大切にしたいものです。
この記事へのコメントはありません。