振り返ると、ずっと突っ走って来た。一人で背負い込んで、いつもカリカリしていたけど…
1年前から定期セッションを受けてくださっているクライアント、持ち前のスピード感、決断力、行動力で、100名超の従業員を率いて、経営者として走り続けて来ました。
運気は、ちょうど2年間の天中殺年に入る時でした。この時期は新規事業や拡大には適していません。私から「これまでとは動き方や考え方を変えてください」と提案しました。
長年 攻めの経営スタイルで突き進んで来たところ、急に『待て』と言われたら、もどかしさもあるでしょう。しかし、素直に聴き入れて実践してくださいました。
1年が過ぎ、振り返って、とても心が穏やかに過ごせていると話してくださいました。周りに頼り、会長とケンカすることもなくなり、夫婦関係も良好になったと、とても嬉しそうです。
先回りしすぎたり、リスクをとりすぎたりしなくても、縁のある話は待っていても来るものだと実感しているそうです。なにが起きても、どっしりと構えて、落ち着いていられる。経営者として、大切なことですね。
持ち前の『攻め』スタイルに加え、ケースバイケースで『待ち』のスタイルも備わり、柔軟性、幅が広がりました。反射的ではなく、自覚的に選択や決断ができるのはすごい強みです。
天中殺は悪いことが起きると捉えている方が多いですが、自分の幅を広げる時でもあります。自分の殻、タブーだと思い込んでいたものを破る。天中殺をうまく活用し、味方につけていきたいものです。
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