心置きなく休めない

ほとんど休みも取らず、突っ走り続けて来たクライアント、業績は好調だけど生きている喜びが感じられないということで、定期セッションを受けてくださっています。

休息をとることの重要性にも気づき、家族との時間も大切にしたいので、物理的にしっかり休む日を設定していただきました。

ところがです。

やらないといけない事が沢山ある。ちょこちょこ用事が入る。休んでいても仕事の事が気になって、心置きなく休めなかったそうなのです。思いっきり休みたい!と願っているのに、休めない。これは精神的にも体力的にもしんどいですね。集中力やモチベーションの低下も感じ、モヤモヤしておられました。

思いっきり休みを満喫することを、自分に許してないんですね。

今回のセッションでは、クライアントの中で何が起こっているのかを、深めていくことにしました。

休みをとると、、、

休んでる場合じゃない!業績が落ちるんじゃないか。もっと努力しなきゃ!という言葉かどんどん湧いてきます。

私から見たら充分過ぎるほど、努力をし、頑張って、成果も出しているのに、自分を責め、力不足に怒りを感じていました。

数字に追われていると思っていましたが、自分が自分を追い立てていることに気づきました。

「自分自身を鞭で叩きまくっていた…」

そんな自分に気づいて、ゾッとしつつも、鞭を振るうことを止められない自分も同時に存在していました。

止められないということは、メリットを感じている証拠です。鞭を振るう事で、何を得られるんですか?と質問したら

「努力することができる」

とおっしゃいました。あの憧れの先輩社長のように、自分もなりたい。ならなくてはいけない。でもつらい。エネルギーが湧いて来ない。そんな自分に鞭を打ち続けることでしか、そこに向かって努力ができなかったのです。

憧れの先輩社長は、そこにエネルギーが湧いてワクワクして、スマートにこなしていく。

エネルギーの湧くポイントが違うんだね、とフィードバックしました。

そう、憧れの社長とクライアントでは、キャラも才能もワクワクすることも、なにもかもが違うのです。それなのに、憧れの社長と同じやり方をしようとしたら、どれだけ努力しても限界が来てしまうのは自然なことです。

クライアントにはクライアントの素晴らしさがある、魅力がある、才能がある。それなのに、他の誰かのようになろうと努力するなんて、自分を殺しているのと同じです。

算命学をベースに、自分の素晴らしさに気づいて、認めて、それを活用していったら、、、もともと備わっているものですから、とてもスムーズなのです。とっても楽しいのです。ワクワクが止まらないのです。それを周りの人は努力と呼ぶかもしれません。

腑に落ちたクライアントに、どんどんエネルギーが湧いて来てました。アイディアも沢山 閃き、こんなふうに仕事したら最高に楽しい!ということが明確になりました。

もう憧れの社長を目指すのをやめ、鞭を振るって努力し続けることに必要性を感じなくなりました。

自分は自分でよかったのです。自分は自分の得意なやり方でよかったのです。自分は自分のエネルギーの湧くポイントに従って動いていけばよかったのです。

クライアントはとてもスッキリし、ノリノリワクワクでいっぱいになりました。仕事をすること自体に楽しみ、喜び、やりがいを感じておられました。結果、集中力もアップし、合理的かつ効率的に仕事ができるようになります。お休みも満喫することができるでしょう。

将来の憧れの自分像になるために、『今』をすべて犠牲にし続けて来たクライアント、大きく生き方の変容が起きています。

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