天中殺だからこそ得られるもの

立春が過ぎて、戌亥天中殺の方は二巡目に入りました。寅卯天中殺の方は月天中殺に入りました。

若林由香です。

「天中殺は悪いことが起こるんですか?」と よくご質問いただきます。

これ、天中殺というものを理解していないから、ヘンな恐れのように捉えているのでしょうね。“殺”という字が入っているだけに、なんだか恐いもののように感じてしまうかもしれません。

天中殺は、一日のうちで言うと『夜』です。

夜ですから、「日中と同じようにガツガツ動いたらケガするよ」ということです。つまり、自滅行動をとりやすい時期なのです。したがって、心持ちや動き方などを変える必要はあります。

夜に書いた手紙を、朝になって読み返すと、「なんでこんなこと書いてしまったんだろう、、、」ってなったりしますよね。いつもの自分らしくなかったり、ヘンに感情的になったり・・・。

そう、まさに天中殺というのは、いつもの自分らしくいられないことが起こるわけです。

これを単純に『悪いことが起きた』と捉えてしまわないでいただきたいのです。

実際に、これまでクライアント様に起きた事象としては、災害に見舞われたり、クレームが来たり、従業員とのゴタゴタが続いたり、パートナーとぎくしゃくしたり ということがありました。

いつも冷静な人には、冷静ではいられないことが

いつも即断即決の人には、待たないといけないことが

いつも自力でバリバリやっている人には、周りに頼らざるを得ないことが

いつもの自分らしくいられないことが起こるのです。

一見、事が思い通りに進まずに、ヤキモキするかもしれません。その状況をなにかのせいや 誰かのせいにして、文句を言っているだけでは『天中殺だから悪いことが起きたんだ』で終わってしまうでしょう。

一日のうちに夜がくるのが自然の流れように、天中殺もなくてはならない時間です。天中殺に起きたことも、自分にとって必要があるからこそ起きたことなのです。

いつもの自分らしくいられないということは、ある意味自分の『裏の部分』が露呈します。『裏の部分』ですから、自分では隠しておきたい、欠点だと思って抑えている部分が露呈するのです。

その『裏の部分』は、表に転ずると、自分の才能や魅力に繋がります。露呈した『裏の部分』を受容していくことで、器が広がり、視野が広がり、柔軟性が高まり、力となるわけです。

自分が知らなかった新たな自分に気づくのです。これは天中殺だからこそ大きく得られるものなのです。



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