本当の思いと違う感じで生きてきた

「ずっと本当の思いと違う感じで生きてきました…」 今日、セッションの終わりに、クライアントがぽろっとおっしゃいました。

初めてお会いした時、ずっとニコニコしていて、ずっと冗談ばかり言って楽しませてくれて、本当にいい人!って感じでした。

セッションをしても、キレイな言葉ばかりが出てきます。でも確かに、誰かに対して、反応はしているのです。ご自身のこだわりや大切にしたいことを語っているけど、同業他社に対しての嫌悪感みたいなものが見え隠れしているのです。

「ネガティブな感情を止めてるような感じがするよ」とフィードバックしました。

これまで、かなりいろいろな勉強をしてきたクライアントなので、「いい人でいよう」と、ネガティブな感情が湧いても「そんなふうに思っちゃいけない」と瞬時に蓋をして、なかったことにしていたのです。

嫌だ、許せない、怒り、批判、、、そんな気持ちを全部 見て見ぬふりしてきていました。

本音では、同業他社のやり方を批判しているけど、そんな自分を否定しています。

いつも瞬時に自分を否定し続けているから、自信もなくなってきます。他社を批判しているから、自社が新しくチャレンジしようとした時に、同じように批判されるのが恐くて、動けないのです。

批判されること、嫌われることを恐れてチャレンジできないでいる理由は、自分が他社を批判しているからでした。でも、ちょっと羨ましくもあるから、反応していたんですね。

その反応の奥には、本当はもっと大胆にチャレンジしていきたいという願いが隠れていました。

「思考は現実化しますよね?」と質問されたので、「違うよ!本音が現実化するんだよ!自分のことをダメだダメだと思っていたら、ほらやっぱりダメだ!と思える現実ができるでしょ」とお伝えしたら、納得していました。

ネガティブな感情も、内から湧き出る大切なサインです。「本当はこうしたいんだ!」という本音や願いに気づくために発せられたサインです。

そのサインをキャッチしたら、その願いに向かって進んで行く選択しかありませんよね。

自分の本当の思いに気づいたクライアントは、愛想笑いや、冗談やおしゃべりで間を埋めることをしなくなり、堂々とした表情に変わって来ました。

そしてこれから、大きなチャレンジに踏み出します。

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